意識高い社会人になっていた君へ

どうしたものか4月末から5月頭にかけてのこの期間が得意ではないらしい。

こういうとき、GWと書くことの出来ない、捻くれた自分に腹が立つ。

 

けれども、そんな自分は嫌いじゃない。

 

父は決まって大型連休を目一杯に繋げる。

だらだらと過ごし、仕事の始まる3日前から、もうすぐ仕事だ。とボヤいている。

家族とのGWの記憶といえば、幼少期、山梨に連れて行ってもらったキャンプくらい。

 

あと7日。

父は実家の柴犬とごろごろしているだろう。

あと7時間。

私は職場のPCをカチカチしているだろう。

 

思ったことを書き起こしたくなり、これを書いている。

 

大学時代の友人から久しぶりに連絡が来た。

最近、転職したらしい。

相変わらず、お洒落で飄々としている。

変わらず会えたことに安心した。

 

「仕事」「成長」「残業」「周りが優秀」「質より量」

 

スマホのロック画面には自分への戒め。

謝るならやる。

やりきったなら謝るな。

 

うわ。

 

否定は出来ないし、馬鹿にも出来ない。

人生と真面目に向き合っている姿は格好良く、尊敬する。

 

心がざわざわしたのは何故だろう。

彼の言葉から、私は人生のアジェンダについて、プライオリティ高いところにフルコミット出来ず、無意識下にペンディングしていると自認させられたからだろうか。

 

心配になったから。

大きな挫折を経験していないであろう彼を思い、身勝手に心配した。

 

羨ましくなったから。

義務教育での登校拒否、大学院の中退。

上手くいかないのが人生だと半ば諦めている自分と、身勝手に比較した。

 

後者。

 

結局、4軒飲み歩き、カラオケへ。

 

怒った顔も疲れてる君も好きだけど

あんなに飛ばして生きて大丈夫かなと思う

 

最後に歌い、駅へと歩く。

また会おうと手を降った。